ARCHITECTURE

浦和福音自由教会

  • プロテスタント教会

市の道路拡幅事業に伴い新しい地に移転するため指名コンペにより採択された。ケヤキ並木の正面に礼拝堂の十字架の塔を構え教会の存在を示した。この塔は礼拝堂の内部に光を呼び込む装置にもなる。礼拝堂の外観は張りのある造形と大型陶板による質感が重厚さを、内部の礼拝堂はダイナミズムと柔らかい印象を与える。構成としては、礼拝堂を3階に、信徒館を下階に配置した。両手で包み込まれるような内部空間は内陣を穏やかに囲み、正面の光の壁は豊かな柔らかい光を天蓋に注ぐ。3位一体の神をコンセプトに光の壁を交わりの中心である内陣に据えている。

概要

発注者 浦和福音自由教会
敷地 埼玉県さいたま市
設計 村上晶子アトリエ
構造 荒波建築設計事務所
設備 テーテンス事務所
礼拝堂家具 方圓館
ステンドグラス イワサキ・アトリエ
鍛造 アトリエアーム
施工 清水建設 関東支店
敷地面積 1840 m²
建築面積 820 m²
延床面積 2250 m²
構造 鉄骨造 地上4階
掲載誌 建築ジャーナル 2005年7月号
ディテール 171 2007年冬季号
建設ジャーナル 2007年8月号
撮影者 横瀬博一 鈴木豊