ARCHITECTURE
在日大韓基督教会京都教会
設計
- カトリック教会・修道院
在日大韓基督教会京都教会は、聖書の教えを重んじる長老派のプロテスタント教会である。京都の四条西大路に程近く毎週130人程が集まる。ここは在日韓国人の方が集まる教会で京都大学医学部研究生留学生の崔明鶴氏により1926年に誕生して以来この地で親しまれてきた。 新しい教会は正面に十字架の塔を構えることでその存在がはっきりわかる。限られた敷地を有効に生かして全体の構成は下部に信徒会館4層から上に主礼拝堂を立体的に配している。礼拝堂の内部は感謝と喜びに満ちた簡素で清浄な雰囲気を大切にした。天井を支える12本の柱と梁を交互に結ぶ造形によりイエスの12人の弟子が天に向かって手を結ぶように交わる意匠として創った。交わりの天蓋に高窓からの光が反射されて柔らかで明るい豊かな空間を創造した。
概要
発注者 | 在日大韓基督教会 京都教会 |
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敷地 | 京都市右京区 |
設計 | 村上晶子アトリエ |
構造 | 小川勝利建築設計事務所 |
設備 | テーテンス事務所 |
モザイク | 宮内淳吉 |
ステンドグラス | イワサキ・アトリエ |
施工 | 清水建設 大阪支店 |
敷地面積 | 780 m ² |
建築面積 | 405 m² |
延床面積 | 1680 m² |
構造 | RC造 地上5階 |
掲載誌 | 建設ジャーナル 2007年8月号 |