社会福祉法人東京サレジオ学園は、いまなお武蔵野の面影を残す豊かな敷地をもつ。戦災孤児の養育のためにサレジオ修道会によって創始された6～1８歳の男子150名の住む児童養護施設である。
計画は4期に渡り、1・２期では７つの園舎と管理棟、修道院を建設した。全期に渡り養護空間の本質に遡って協議を進め、広い敷地を生かした豊かな空間の子供達のための「家」を創ることを目指した。